2017.11.30

平成29年11月14日(火)、代表の浅木克眞が一般社団法人 日本畜産副産物協会様開催のセミナーに講師としてお招きいただき、「事業承継の進め方」をテーマにした講義を行いました。

      

 

まずは、「事業承継の基礎知識」として、現在の後継者問題の現状、事業承継の「経営権」と「自社株式」の承継についての注意点、事業承継の3つの方法である「親族承継」・「従業員承継」・「M&A」について各注意すべきことについて講義を行いました。

次に「後継者選びと承継の計画作成」として後継者の備えるべき資質、近年の親族承継比率の減少、後継者育成の時期、先代経営者の心得、そして後継者育成のための10年計画について講義をいたしました。

    

最後に事業承継における制度面での対策と勘違いから起こる失敗事例のご紹介をいたしました。

事業承継における制度面での対策とは、自社株式の承継とそれに関連する税制のことです。

主に自社株式の評価額を把握すること、自社株式の引継ぎにかかる税金(贈与税や相続税等)を把握すること、事業承継対策と併せて経営者個人の相続対策も行うことの3つが大切になります。

失敗事例の多くは上記の3つを正確に行っていないケースになります。

 

講義後、希望者に書籍「事業の引継ぎ方と資産の残し方」を配布させていただきました。好評につき、後日聴講者の方から追加で御注文を頂いております。

事業承継及び相続の対策はどの会社、どの人にも関連する事柄であり、対策に平均10年、長い場合は20年を要します。しかし、大多数の方々が「まあそのうちに」、「いずれは」、「まだ早いかな?」と思われているようです。

私共は、事業承継と相続は「社訓」と「家訓」の浸透であり、社長・家長の想いを伝え、子々孫々までの繁栄と絆を強化する機会と考えております。

これから年末を迎えるにあたりまして、ご家族の方々とお会いになる機会も多いと思います。これをきっかけに「計画的な事業承継」と「相続」について考え見られてもよろしいかと思います。

 

もしご相談がありましたらご気軽に私共の事務所にご連絡をいただけると幸いです。

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